PCで映画を見た話2

「プ.ラダを着.た悪魔」

 

何年か前に、ダイアナ・ヴリーランドのドキュメンタリー映画で、彼女がミランダのモデルになったと知ってから、なんとなくいつか見ようと思ってた作品。

公開したころは、働くすべての人が見るべきなんていう人もいましたね。

 

見終わって自分の狭量さを感じて嫌になっちゃったよね。

感想は「ずるい」のひと言。

仕事を途中で投げ出したのに、就業中の評価によって再就職が決まる感じがちょっとイヤ。

 

ファッション雑誌編集部に採用される場面で、「優秀な人材」であることは明示されてたし、以前の人間関係を犠牲にしても上司の無理難題を解決してたし、評価は当然なので完全に自分のひがみなのです。

 

あとは、アシスタントを始めてから変わっていく恋人を受け入れられない男に幻滅したり、友人の手のひら返しにいらついたりしたかな。そういう「物語」なのに。

作中ストレスを与えられたから、最後にカタルシスを味わえるはず。自分の思う通りに作品が終わるはずという勝手な思い込みがあったんだと思う。

ミランダやエミリーは最初っから感じ悪くて、最高!楽しい!とコメディー方面に期待したら実は別種類のお話でしたという感じかな。

 

もちろん、さすがファッション業界なのでお衣装が素敵でした。パリで主人公が着てた緑のワンピースが一番好きです。

私生活が崩壊すると昇進の時期って怖すぎ。さすが別世界と思ったことを残して終わりにします。