少女と不安

けやきざかを見ると不安感を煽られる。

思想統制とかプロパガンダとか支配と統率とかそんな感じ。

デビュー曲のビジュアルイメージからの完全に個人的な連想で申し訳無いけど、こわさを感じる。

圧倒的なカリスマ支配者の下作られた、女子士官学校生徒集団、みたいな。スカート丈が揃えてあるところも、美しさというより気味悪さを助長する要素でしかない。北朝鮮のマス・ゲームを見る時のような、きれいに揃ってるけど賞賛できない感じ。

ちなみにデビュー曲の内容から連想した場合は、汚職にまみれた腐れた世界を変えるべく立ち上がる組織の下部団体。女子団。アジ隊(アジテーション・煽動隊)って感じ。

どちらにしろ、平和ぼけしたぬるま湯でぬくぬくぼんやりなんとなくいろいろ流して生きている自分には妙に脅威に思えて、かわいいとかがんばってるとか応援したいとかいう気にならない希有な存在である。


少年性の消費には抵抗がないのに、少女性の消費に抵抗を感じる。これは男女差別である。差別は良くない。是正しなければ。だが方法がわからない。どうするべきか、どうすれば良いのかわからない。困った物だ。

めんどくさいことは考えない。合言葉は「あたしばかだから」。思考停止を責められる。甘えであると指摘される。

そもそも少年性・少女性とは何か。消費しうるものであるのか問われる。定義が曖昧である。そこまで考えていないと答える。軽率な発言は慎むべきと指導を受ける。

 

若者に夢を見すぎている。過度な期待を持っている。自分も経てきたはずなのに。何事も成し得ていない、何物にも成れていないのに。より美しく、より高度で、世界をひっくり返すような何かを求めている。当然変わった後の世界に自分の居場所があると思っている。無為な人間に居場所などあるがずがないのに。